危険物乙4、不合格でした|「過去問が主役」と書いた自分が落ちた理由【40代・製造業エンジニア】
2026年8月1日に受けた危険物取扱者乙種第4類(乙4)の結果が、8月28日に出ました。
不合格でした。
手応えは悪くありませんでした。試験直後に書いた記事でも「まあまあ出来た」と書いています。それでも落ちました。
この記事では、手応えがあったのに落ちた理由と、受験前に自分で書いていたことを自分で守れていなかった話を書きます。これから乙4を受ける方の、遠回りを1つ減らせたらと思います。
乙4は「落ちるほうが多数派」の試験
まず前提を1つ。
乙4の合格率は、例年3〜4割です。
10人受けたら6〜7人は落ちる試験です。「簡単な資格」と紹介されることが多いのですが、数字を見るとそうでもありません。
私も受ける前は「1ヶ月あれば取れる」と思っていました。実際、そう書いている記事はたくさんあります。
間違ってはいません。ただし「正しくやれば」という条件がつきます。
総合点では受かりません
乙4でいちばん気をつけるべきなのは、ここです。
3つの分野すべてで60%以上を取らないと合格になりません。
| 分野 | 問題数 | 合格ライン |
|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 9問以上 |
| 基礎的な物理学および基礎的な化学 | 10問 | 6問以上 |
| 危険物の性質・火災予防・消火の方法 | 10問 | 6問以上 |
合計35問中21問取れていても、1分野でも60%を切れば不合格です。
たとえば法令15問中14問、物化10問中9問と取れていても、性質消火が10問中5問なら落ちます。総合では8割を超えているのに、です。
私の手応えと結果がズレたのは、おそらくここでした。得意な分野の点が、苦手な分野の穴を埋めてくれない試験なのです。
なお、不合格通知には3分野それぞれの正答率が載ります。どこが足りなかったのかが数字で分かるので、次に向けてはこれがいちばんの材料になります。
落ちた理由は、たぶん1つだけ
考えた結果、原因ははっきりしています。
練習問題を解いた量が、単純に足りませんでした。
情けない話ですが、これに尽きます。
そして情けなさには続きがあって、私は試験前にこう書いていました。
ながら学習は入口。主役は過去問。
自分で書いておいて、自分で守れていませんでした。
なぜ「入口」で止まってしまったのか
言い訳をしたいわけではないのですが、同じ失敗をする人がいると思うので、構造として書いておきます。
通勤の音声学習は、やった気になりやすい
私の勉強時間の主力は、通勤の車中でした。往復で90分あります。
運転中なので目も手も使えません。だからYouTubeの解説を音声だけで聞いていました。これは悪い方法ではありません。知らない言葉を知る段階では、確かに効きます。
ただ、毎日90分やっていると、勉強した実感がかなり積み上がります。
実際には、聞いていただけでした。
試験で問われるのは「思い出す力」
聞いて分かることと、問題を見て答えを選べることは、別の能力です。
- 聞く=説明を追いかける(見ながら理解する)
- 解く=手がかりなしで思い出す(自力で引き出す)
試験で必要なのは後者です。ところが前者のほうが圧倒的に楽で、しかも進んでいる感じがします。
インプットばかりが増えて、アウトプットが足りていませんでした。
帰宅後の20分では、量が足りなかった
計画では、帰宅後にテキストと過去問を20分やることにしていました。
20分では、練習問題は数問しか進みません。しかも疲れている日は飛びます。
音声で毎日90分やっているという安心感が、この20分の重みを見えなくしていました。時間の合計は増えているのに、点に変わる時間だけが足りていない状態でした。
次にやること:問題を解く時間を、先に確保する
反省だけで終わると同じことをするので、次は仕組みを変えます。
音声学習は続ける。ただし主役から外す
通勤90分は貴重なので、やめません。ただし「復習」に位置づけを変えます。新しいことを覚える場所ではなく、解いて間違えたところを聞き直す場所にします。
練習問題を、スキマ時間で解ける形にする
いちばんの問題は、問題を解くのに机とテキストが要ったことでした。
だからスマホで、1問ずつクイズ形式で解ける形に変えます。信号待ちでも、休憩中でも、5分あれば10問解ける状態にしておく。
これができれば、「20分の机の時間」を待たなくてよくなります。
実は、この仕組みは自分で作ることにしました。出来上がったら、また記事にします。
よくある質問
乙4の合格率はどれくらいですか
例年3〜4割です。年度や回によって差はありますが、半分を超えることはあまりありません。「簡単な資格」というイメージより、実際は厳しい数字です。
総合点が合格ラインを超えていれば受かりますか
受かりません。法令・物理化学・性質消火の3分野すべてで60%以上が条件です。1分野でも下回ると、他がどれだけ良くても不合格になります。
不合格だと、次はまた全部受け直しですか
乙4のみを受験する場合は、全分野を受け直します。(※他の乙種資格を既に持っている場合は科目免除の制度がありますが、乙4が初めての方には関係ありません)
不合格通知には何が書かれていますか
3分野それぞれの正答率が載ります。どの分野が足りなかったかが分かるので、次回の対策を絞り込めます。捨てずに取っておいてください。
働きながらだと、どれくらいの期間が必要ですか
一般的には1〜2ヶ月と言われます。ただしその時間の中身が「問題を解く時間」になっているかのほうが重要です。私は2ヶ月かけて落ちました。時間の長さではなく、配分の問題だったと思っています。
まとめ
- 乙4の合格率は3〜4割。落ちるほうが多数派
- 3分野すべてで60%以上が必要。総合点では受からない
- 不合格通知には分野別の正答率が載る。次の材料になる
- 私が落ちた原因は、練習問題の量不足
- 音声のインプットは「やった気」になりやすい。解く時間を先に確保する
落ちたことは事実なので、隠さずに書きました。
資格の記事は合格体験記ばかりですが、落ちた側の記録も、誰かの役には立つと思っています。
次に受けるときは、この記事の続きを書きます。
